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宣伝会議賞で一次通過するために”絶対”外せない3つの思考のツボ

宣伝会議賞とは?

「宣伝会議賞」は宣伝会議が主催する広告表現のアイデアをキャッチフレーズまたはCM企画という形で応募いただく公募広告賞です。

賞金も

・グランプリ (1点) : 賞杯・賞状・賞金 100万円

・コピーゴールド (1点) : 賞杯・賞状・賞金 30万円

・CMゴールド (1点) : 賞杯・賞状・賞金 30万円

・眞木準賞 (1点) : 賞杯・賞状・賞金 30万円

とかなり豪華なコピーライティングの公募コンペです。

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宣伝会議賞の一次選考通過率

2017年は応募総数40万2986点に対して、一次通過した作品はコピー部門4036点、CM部門816点で、通過率は1.2%でした。

一次通過すると「SKAT」という1次選考以上の作品全集に掲載されることになり、アマチュアコピーライター的には小さな自慢材料になります。

宣伝会議賞で一次通過以上の結果を得るための3つのツボ

よく分からないお題は切る

宣伝会議賞は約50近くの課題が出されます。全部の課題につき1人50案応募できるのですが、2500本を2カ月で書くのは仕事でコピーを書いている人以外は、ほぼ不可能です。

なので、課題に目を通してみて、「この商品使ってる!」「このサービスなら自分もターゲットになりそう」という共感のあるものを選んで、そこから優先的に考えるのがおすすめです。

自分と接点がない課題に取り組んでもデザイン思考で言うところの「気づきの発見」が闇雲になってしまうので、注意しましょう。

What to say を考える

解くお題を絞ったら次にやるのは「何を言うか(What to say)」を考えることです。

初心者あるあるとして

お題でる→いきなりコピー書く→何がいいコピーか見失う→時間が無くなる

という流れに陥りがちな人も多いと思います。

これを行き当たりばったり症候群と言います。(言ってみたかっただけ)

まずはターゲットやその製品の特長を観察しながら、そのコピーで誰に何を伝えたいかをじっくり考えましょう。

What to say がいっぱい出てきたら、ありきたりすぎる視点は排除して、磨けば光りそうなものを優先に最後のステップに進みましょう。

How to say を磨く

最後のステップは「どう言うか(How to say)」です。

具体的には夫や妻、老人といった主観的な視点で語るか、客観的な視点で語るかといった視点や「~です。」「~だと思う。」「~かもしれない。」といった断定度合倒置法といった表現の方法を決めるステップです。

この段階まで来ると、書いたものを周りの人に見せた方が成功率は上がります。一番「What to say」が刺さりやすいものを磨き上げましょう。

応募にあたっては1つの「What to say」 に対しては、1つの「How to say」だけを応募するようにしましょう。同じようなことを色んな表現方法で伝えてしまうと審査員にとっての切り口の鋭さが落ちたり、応募者の自信のなさを露呈することになります。

まとめ

宣伝会議賞は何十万というコピーの中で1ケタ台に入らないと何の名誉にもなりません。人と異なる視点を入れてコピーを差別化するためにも3つのポイントを意識して、宣伝会議賞の一次通過目指して頑張りましょう!