デザインフォワード

デザインの視点から商品やサービスのマーケティング事例を考察するブログ

MENU

ブログタイトル

メリットだらけの次世代技術!『空気電池』の関連銘柄まとめ

f:id:massam-forward:20180714215212j:plain

多用途での実用化に期待高まる「空気電池」市場

空気電池とは、酸素と金属を用いる次世代の電池です。
空気中の酸素を使うことからプラス・マイナスの活物質のうち空気でまかなうプラスの分を電池内に充填する必要がない分、マイナスの活物質である金属を電池内に大量に重点しておくことができるので、容量が同じでもより小型で軽量の電池を実現できます。
空気電池は、二酸化炭素排出量のない電気自動車の動力源としての期待も集めています。電気自動車の動力源はリチウム蓄電池ですが、リチウムイオン電池の容量には理論上限界があります。
そのような背景から上記の特徴を持つ空気電池は電気自動車などの動力源になるのではないかと注目を集めています。

FDK 

富士通の連結子会社であるFDKは水素を使うタイプで2022年ころの実用化を目指しており、空気電池の寿命を大幅に向上させる技術も相次いで開発して注目を集めています。

www.fdk.co.jp

NTT 

NTTは東日本大震災以降、災害発生時における電源の安定供給や省エネへのニーズが高まっており、高いエネルギー密度を有する電池技術への期待が高まっています。NTTはこのような状況から従来の鉛蓄・リチウムイオン電池よりもエネルギー密度が大きく充放電サイクルが可能な新型二次電池として、リチウム空気二次電池の研究を行っています。

www.ntt.co.jp

ソフトバンク

ソフトバンクは物質・材料研究機構と提携し、リチウムイオン電池の5倍のエネルギー密度が期待されるリチウム空気電池の実用化を目指す「NIMS-SoftBank先端技術開発センター」を設置し、リチウム空気電池の実用化時期を2025年ごろに早める計画です。
ソフトバンクがこの分野に注力する背景としては、IoTを進化させる上で最大の課題となっているのが、より軽くて長持ちする電池が求められることがあります。現状のリチウムイオン電池の5倍のエネルギー密度が可能なリチウム空気電池の研究開発を進め、実用化時期を加速させようと躍起になっています。

www.evjournal.jp

旭化成&セントラル硝子

旭化成とセントラル硝子はIBMの「Battery 500プロジェクト」に参画しています。「Battery 500プロジェクト」とは、ファミリー・サイズの電気自動車(EV)が1回の充電で約500マイル(800キロメートル)走行することを可能にするリチウム空気電池の開発を行うプロジェクトであり、両社の治験をかけ合わせる形でのリチウム空気電池開発に期待が高まっています。

www.zaikei.co.jp