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3分で分かる「ブロックチェーンとは?」~初心者向けの仕組みと特徴まとめ~

ブロックチェーンとは?

 

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もしあなたが100円をオンラインでAさんに送る時に、従来は金融機関のシステムを通じて金融機関の一元的な管理のもとで価値を送っていました。
言い換えると「あなたがAさんに100円を送った」という取引記録を銀行が一元管理することで、取引が成立していました。
ブロックチェーンはこのような取引記録を一元管理ではなく、不特定多数が確認・検証することで、取引を分散管理できるようにしました。取引記録は台帳と呼ばれる世界に一つだけの記録に「ブロック」として(チェーンのように)つながっていきます。
単に取引記録をつなげるだけだと改ざんが簡単なように思われるかもしれませんが、ブロックチェーンは取引記録がつながった際に「ナンス値」という暗号のようなものを発見しないとデータを台帳に書き込めない仕組みにしました。
この暗号を採掘(マイニング)し、最初に発見した人には報酬が支払われます。発見された暗号は他の採掘者が検証し、正しかった場合のみ、データが記録されます。

ブロックチェーンの特徴①複製困難性

つまり、取引記録全体を書き換えるためにはこの不特定多数の人・企業がかかわる検証作業自体を改ざんしなければならず、それには莫大なコストがかかり、事実上改ざん不可能と言われています。 

ブロックチェーンの特徴②非中央集権

従来はデータのやり取りをする時には、一元的にデータのやり取りを管理する管理者が存在しました。しかし、ブロックチェーンはそのやり取りを分散的に管理するため、やり取りをする2者の間に管理者が存在する必要が無くなり、非中央集権のシステムが成立します。

簡単に言うと従来は学校のテストを先生が一元的に丸つけをしていたものが、生徒同士の採点が機能するようになり、先生という一元的な中央集権が不要になるイメージです。 

ブロックチェーンの特徴③トラストレス

ブロックチェーンに組み込める「スマートコントラクト」と呼ばれているデジタル上で定められていたルールに従って自動的に移転させる仕組みによって、従来は一元的な機関に基づく信用の元で成り立っていた取引を信用不要(トラストレス)な状況でも喫元できるようになります。

簡単に言うと従来はあなたが1000円を貧困地域に募金する時、従来は信頼に足ると考えられる公的な機関を通じて取引をしていたものが、「1000円を送る」という契約が非中央集権的なブロックチェーンの元で自動的に履行されることで取引が可能になるというイメージです。

ブロックチェーンの特徴④データの資産性

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古来から人は「貝殻や骨、銀、金」といった

正しさ(複製のむずかしさ)と希少性(入手のむずかしさ、有限性)を兼ね備えるものに

価値を見出し、価値の交換を行ってきました。

ビットコインなどの仮想通貨は発行量が決められており(ビットコインは2100万枚など)、ブロックチェーンの複製困難性に加えて、希少性を担保することで、価値の簡単を簡単に行えるようになりました。

まとめ

以上のようにブロックチェーンとは、①複製困難性②非中央集権③トラストレス④データの資産性を特徴とする分散型の情報記録台帳のことです。

このブログでは具体例もいくつか紹介していますので、それを見ながら理解を深めていっていただければと思います。

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