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農業に音楽!?ブロックチェーンの活用・実装事例まとめ②

ブロックチェーンの活用事例を紹介します。

www.design-forward-neta.com

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ブロックチェーン×音楽「ujoMUSIC」

日本でいうとJASRACのような組織に一元的に管理されている

①「楽曲の再生や演奏のつど発生する使用料の徴収」と

②「徴収した楽曲使用料の著作権者や演奏者などステークホルダーへの分配」

これらをイーサリウムに基づくブロックチェーン技術によってコストを低く一気に分散処理してしまおうというサービスが「ujoMUSIC」です。

作曲者・演奏者・聴衆のすべてに対して開かれた世界がブロックチェーンによって実現されそうです。

ujomusic.com

 ブロックチェーン×農業「IoVB(Internet of Value by Blockchain)」

生産管理情報をブロックチェーンによって個々の生産物に実装するプロジェクトです。各農家は、植え付け~収穫、肥料や農薬の使用~土壌や農産物の品質チェックなどを、町の認証のもと実施して、そのすべての履歴をブロックチェーン上に記録します。
町はこのプロセスを経て出荷される農産品に、独自基準による認定マークとともに固有IDを付与します。
消費者は固有IDで検索することにより、その農産品が間違いなくその産地で育ったこと、町の厳しい認定基準に基づいて生産されたものであること、それらの履歴が改ざんされていないことを確認することが可能となります。

このような食品の生産管理もブロックチェーン技術の応用可能な領域です。

www.isid.co.jp

ブロックチェーン×メディア「Steemit」

従来のメディアは配信者側が「いかに多くの人惹きつけられるか」という視点でどの記事を長く目立たせるかを一元的に管理していました。これはインプレッションによる広告モデルに基づく行動であり、読者である生活者にとってメリットのある記事とはかけ離れた内容のものがニュースのトップを飾ることも珍しくありませんでした。

(不倫や殺人など不快な内容がトップを飾るのは日常茶飯事ですよね。。)

 このような問題を解消するのが分散型メディア「Steemit」です。

「良い記事を書いた人に多くの報酬を払う」というのは当たり前なのですが、

このサービスで重要なのは読者側です。

「良い記事を早く見つけて評価した人にも報酬を与える」ことで、

良い記事を早く見つけてそれを長く掲載するという力学を働かせることで、従来のインプレッションより深い、「内容での貢献」を書き手に求めることに成功したサービスです。より良い平和な世の中につながっていきそうなメディアです。

 

steemit.com