【2018年】第56回宣伝会議賞の課題にツッコミを入れてみた【前編】
宣伝会議賞とは?
「宣伝会議賞」は宣伝会議が主催する広告表現のアイデアをキャッチフレーズまたはCM企画という形で応募いただく公募広告賞です。
賞金も
・グランプリ (1点) : 賞杯・賞状・賞金 100万円
・コピーゴールド (1点) : 賞杯・賞状・賞金 30万円
・CMゴールド (1点) : 賞杯・賞状・賞金 30万円
・眞木準賞 (1点) : 賞杯・賞状・賞金 30万円
とかなり豪華なコピーライティングの公募コンペです。
課題にツッコミいれてみた【前編】
2018年第56回宣伝会議賞の課題にツッコミを入れてみました。
第一印象でどう思ったかを赤裸々に書くので応募の参考にしていただければと思います。
・オージス総研
宅ふぁいる便を表現する魅力的なアイデア
⇒「宅ふぁいる便って、オージス総研がやってるの!?意外!」
・OpenStreet (HELLO CYCLING)
おもわずアプリをダウンロードして「HELLO CYCLING」に乗りたくなってしまうキャッチフレーズ
⇒「はじめまして」
・カクイチ
ホースを使いたくなるアイデア
⇒「モノボケかっ!」
・キッコーマン
国境を越えておいしさの出会いを広げ続けるキッコーマンの企業広告
⇒「既視感。。。」
・キヤノンマーケティングジャパン
レンズ交換式カメラの魅力を伝え、使ってみたくなるアイデア
⇒「時代に逆行する系ですね。分かります。」
・牛乳石鹼共進社
バウンシアが"とっても気持ちの良い濃密泡のクッション"で洗えるボディソープであることを認知してもらえるアイデア
⇒「赤箱じゃない!」
・京セラ
京セラがどんな会社なのかを、魅力的に伝えるアイデア
⇒「むずぃょ。」
・霧島酒造
体にうれしい本格焼酎の魅力が伝わるキャッチフレーズ
⇒「例年よりやりやすい!」
・グルメ杵屋
そじ坊の魅力を伝えるアイデア
⇒「近所にないZE!」
・クレディセゾン
永久不滅ポイントの運用を「はじめたい!」と思っていただけるような広告アイデア
⇒「面白そう!」
・工学院大学
女子高校生が思わず理系を志したくなるようなアイデア
⇒「世の理系男子の願望!」
・構造計画研究所
構造計画研究所を「なんだか、面白そう!」と興味を持ってもらえるアイデア
⇒「「構造計画研究所」で検索っと。」
・さくらインターネット
さくらのレンタルサーバを多くの人に幅広く使ってもらうアイデア
⇒「ちょうどいいむずかしさ」
・サマリー
新しいもの・ことに敏感な20~30代にスマホ収納「サマリーポケット」を”実際に使ってもらえる”ようなアイデア
⇒「がんばれ寺田倉庫」
・沢井製薬
沢井製薬を知らない若年層に対しての企業広告
⇒「訴求してどうする」
・サンゲツ
壁紙やカーテン、床材を主役に内装リフォームをしたくなるアイデア
⇒「みんなしたいんじゃん?」
・サントリー
伊右衛門が飲みたくなるようなキャッチフレーズ、ラジオCM
⇒「メガブランド降臨」
・清水建設
「建設現場での働き方が変わる」と思わせるアイデア
⇒「面白い切り口」
・JVCケンウッド
JVCケンウッド(企業ブランド)の魅力を伝える広告アイデア
⇒「無謀」
・ジャパンホームシールド
ジャパンホームシールドの魅力を発見し、その魅力を広く伝えてくれるアイデア
⇒「はじめまして」
・セメダイン
あらゆる産業現場のエンジニアに「技術パートナー」としてセメダインを想起させる広告アイデア
⇒「欲しがりさん♡」
・ソニー損害保険
「今加入している自動車保険はベストじゃないかも。自動車保険は自分で選ばないと損をするかもしれない!」と思ってもらえるアイデア
⇒「おとなのじどうsy・・・。なんでもないです。」
・大成有楽不動産販売
大成有楽不動産販売の強みを広く伝えてくれるキャッチフレーズ
⇒「社名長い。」
・大同メタル工業
「総合すべり軸受メーカー」大同メタル工業の魅力を伝えるアイデア
⇒「世界一すげー」
・大和証券
資産形成の必要は感じつつも、ためらっている人の背中を押すような自由なアイデア
⇒「良い課題」
・大和リース
大和リースの実力が伝わるアイデア
⇒「ちょうどいいむずかしさ」
・竹中工務店
「まちづくり総合エンジニアリング企業」として成長を図る竹中工務店を表現するアイデア
⇒「よーわからん。」
攻略のポイント
近年の宣伝会議賞の傾向としてサマリーやPR TIMES(Jooto)、OpenStreet (HELLO CYCLING)やあまり名前の知られていない企業やサービス・製品を世の中に知ってもらうためのアイデアを求めるケースが多い印象です。
これらの課題はどれだけその製品のことを理解してあげられるかで大きな差がつきます。実際に自分の手で試してみるのが通過の第一歩になるでしょう。
他にもオージス総研やキッコーマン、京セラのように世の中に対して魅力的に伝えたいというニーズも強まっています。
このような場合はデザインの視点で製品やサービスが世の中の人のどのようなニーズを満たすか考えるのが大切です。