「スマートコントラクトとは?」が3分で分かる!ブロックチェーンの活用・実装事例まとめ⑤
スマートコントラクトとは?
スマートコントラクト(Smart Contract)は、イーサリウム(Ethereum)に実装されているブロックチェーン上で動く「契約の自動化」を行うアプリケーションであり 技術のことです。
「契約の自動化」というとピンとこないですが、身近な例だと自動販売機などが分かりやすいです。
そもそも契約というのは以下の4つのステップで成り立っています。
①契約内容の定義
②イベントの発生
③契約の執行・価値の移転
④決済
自販機で言うと
①契約内容の定義
⇒「設定金額を利用者が入れて、特定の飲料のボタンを押した場合、代金と飲料を交換し、飲料を提供する」ということがメーカーによって予め決められています。
②イベントの発生
⇒「のどが渇いた人が実際に120円を入れて『お茶』のボタンを押します」
③契約の執行・価値の移転
⇒「ガタンと『お茶』が出てきて、『お茶』と120円は交換されます」
④決済
⇒「この瞬間に契約は完了します」
ビットコインなどのブロックチェーンには送金関連の取引内容のみしか記録できないのに対して、イーサリウムのブロックチェーン上には契約の内容まで(上記でいう①~④のすべて)記録できるため、第三者の介入なく自動的に取引が実行されるような契約が可能になります。
事例①CryptoKitties
CryptoKittiesは猫のキャラクターを育成、交配して新たな猫を産み、その猫をイーサリアム上のブロックチェーンで取引するゲームです。スマートコントラクトによる売買契約処理が行われているので、不正が極めて難しく、P2Pでの確実な取引が可能となります。
事例②REX
REXはスマートコントラクトによる不動産取引サービスです。不動産の売主、買主そして仲介業者を、分散型のネットワーク上でマッチング不動産取引の手数料、時間、信頼性を担保しています。