【工学院大学】宣伝会議賞に応募しなかった一次通過以前のボツ作品をブログでさらす企画【2018年】
2018年の宣伝会議賞で書いたものの「一次通過しないだろう」と応募しなかったボツ作品をブログで成仏する企画です。
この記事では工学院大学のコピーを5本成仏します。
宣伝会議賞とは?
「宣伝会議賞」は宣伝会議が主催する広告表現のアイデアをキャッチフレーズまたはCM企画という形で応募いただく公募広告賞です。
賞金も
・グランプリ (1点) : 賞杯・賞状・賞金 100万円
・コピーゴールド (1点) : 賞杯・賞状・賞金 30万円
・CMゴールド (1点) : 賞杯・賞状・賞金 30万円
・眞木準賞 (1点) : 賞杯・賞状・賞金 30万円
とかなり豪華なコピーライティングの公募コンペです。
工学院大学のお題
「女子高校生が思わず理系を志したくなるようなアイデア」という出題でした。
詳細は以下のような感じです。
コピーの目的
工学院大学では「女性の理系進学者が増えて、日本が元気になる」。そんなきっかけに繋がるようなアイデアを募集します。「ダイバーシティ(年齢、性別、国籍を超えた多様性)」という言葉が社会で注目され、さまざまな価値観の交わりが広がる世の中、この流れを加速させられるような取り組みのひとつにできたらと思います。また、アイデアの受け手は、女子高校生をはじめ、男子高校生や保護者、高校教員など、幅広い人が対象です。
市場・ターゲットの動向
2018年を境に大学などに入学する18歳人口が減少期に入り、また、昨今の受験生の志願動向は、文系人気が理系を上回る「文高理低」傾向にあります。工学院大学における近年の入学者の女子比率は約2割で推移しています。学問系統で見ると、化学・建築系分野は比較的女子の入学者比率が高く、一方で、機械・電気系分野は低い傾向があります。
制作にあたっての注意事項
アイデアは、広報媒体誌やWebサイト、各種イベントなど本学の広報活動で活用する可能性があります。
(第56回 宣伝会議賞|一般部門課題詳細 11.工学院大学)
お題の印象
最近の男女平等な雰囲気のなかで、なぜリケジョ。。と思いつつも、
理系に女性がもっと入って、創造的な環境になったらいいだろうなぁ
と共感できたので、割と力を入れて取り組みました。
考え始めた当初は女性に向けた理系の訴求をどうすればいいか悪戦苦闘の日々でした。
5つのボツ作品とボツの理由
恋すると、綺麗になる?
女子高生が信じてそうな定説を疑うことで探求する理系心を刺激しようとしたコピー。
このコピーを見て理系になりたいと思うか?だったのでボツ。
世の中には、文系女子が溢れてる。
マジョリティーを良しとしない最近の若者心をくすぐろうとしたコピー。
文系を貶めるネガティブなコピーよりも、理系に行きたくなるポジティブなコピーを書くべきだろうと思ったのでボツ。
理系の方が、かわいく見える。
女子率の低さを肯定的に捉えようとしたコピー。
女子高生がこんなちっぽけな理由で理系を志すとは思えずボツ。
原宿だって、色んな理系でできてる。
世の中のいろんなものを開発しているのは理系だぞ、ということを訴求するコピー。
漠然とし過ぎた表現になったためボツ。
メイクが好きなら理系かも。
メイクは科学の結晶でできてることから、メイク好きの気を惹こうとしたコピー。
女子高生の心が動く気がしなかったためボツ。
みなさんも自分のコピーを振り返ってみてはいかがでしょうか?