【キャノン】宣伝会議賞に応募しなかった一次通過以前のボツ作品をブログでさらす企画【2018年】
2018年の宣伝会議賞で書いたものの「一次通過しないだろう」と応募しなかったボツ作品をブログで成仏する企画です。
この記事ではキヤノンマーケティングジャパンのコピーを5本成仏します。
宣伝会議賞とは?
「宣伝会議賞」は宣伝会議が主催する広告表現のアイデアをキャッチフレーズまたはCM企画という形で応募いただく公募広告賞です。
賞金も
・グランプリ (1点) : 賞杯・賞状・賞金 100万円
・コピーゴールド (1点) : 賞杯・賞状・賞金 30万円
・CMゴールド (1点) : 賞杯・賞状・賞金 30万円
・眞木準賞 (1点) : 賞杯・賞状・賞金 30万円
とかなり豪華なコピーライティングの公募コンペです。
キヤノンマーケティングジャパンのお題
「レンズ交換式カメラの魅力を伝え、使ってみたくなるアイデア」という出題でした。
詳細は以下のような感じです。
コピーの目的
スマートフォンを中心に生活している若者でも、これならレンズ交換式カメラ買って使ってみよう!と思わせるような作品を期待しています。
市場・ターゲットの動向
スマートフォンが普及したことによって、写真を撮ったりSNSで閲覧したりと写真に触れる機会が多く生まれました。それに伴い、もっときれいに、もっと印象的な写真を撮りたいと思っている人が増えています。ターゲットは、人とは違った素敵な写真を撮りたいと思っている人たちです。
課題商品・サービスの訴求したいポイント
レンズ交換式カメラでさまざまなレンズを使えば、ボケ味や遠近感を出したり被写体に近づいたりなど、スマートフォンでは表現できない写真を簡単に撮ることができます。
制作にあたっての注意事項
特にありません。
お題の印象
キャノンのカメラということで、取り組みやすい商品。
ただし、レンズ交換式はなかなか使うハードルが高い商品なので、
写真を撮る+レンズ交換式の価値を上手くいうのは少し工夫が必要だなぁという印象でした。
5つのボツ作品とボツの理由
万能より最適の方がいい。
スマホや通常のカメラは万能を目指す方にシフトしているのに対して、レンズ交換式カメラは最適を追及していることを訴求するコピー。
カメラとか撮影の要素が無いのでボツ。
ここは加工の向こう側。
加工すればいいじゃないかという風潮に対して、加工よりもスゴイ写真が撮れることを訴求するコピー。
あまり実感がわかないのでボツ。
最高の写真を想像して、店頭にお越しください。
想像以上の写真が撮れることを訴求するコピー。
レンズ交換式の良さに触れていないのでボツ。
個性はレンズで出す。
レンズを換えれば写真にも個性が出せることを訴求するコピー。
表現が平易で心が動かないのでボツ。
真の写真は、カメラとレンズで撮る。
カメラとレンズが別物であることを本物っぽさとして訴求したコピー。
何がいいのかを伝えられてないのでボツ。
みなさんも受賞の連絡を待つ間に、自分の宣伝会議賞のコピーを振り返ってみてはいかがでしょうか?