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【スゴデザ】子育てが楽になるシェアリングサービス5選

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子育てとシェアリングサービスの相性

シェアリングサービスのメリットは生活者が「使いたい分だけ」利用できることにあります。

特に子育て・育児のような短いサイクルで製品の買い替えが必要な状況は、子供の状況に合わせた製品を次々と使いかえていけるのでシェアリングサービスと相性が抜群です。

さらには人の時間をシェアするサービスも広まっており、朝忙しい共働きの家庭と地域の子育てが終わった主婦やアクティブシニアを結び付けるようなことも実現しています。

知育玩具のシェアリングサービス「トイサブ!」

45日・隔月・半年のいずれかの期間での発送を選択でき、0-8才までの知育玩具を常に手元に置くことが出来ます。

リビングや子供部屋が「使わないおもちゃだらけ」になってしまう子育ての日々のイライラを解消する素晴らしいサービスデザインです。

ユーザーからの評価によって日々おもちゃは厳選されています。さらに気に入ったおもちゃがあれば特別価格で買い取ることも可能です。

toysub.net

中古子供服のシェアリングサービス「キャリーオン」

要らなくなった子供服を送ると、それに見合ったポイント(キャリーオンポイント)や商品券がもらえるサービスです。

もらったポイントを使って別の人が送った服と交換することができるので、子供が大きくなるのに合わせてそれに合った服に次々と交換することが可能になります。

フリマサイトのような商品撮影などの買い取り手続きが面倒なのに対して、まとめて送るだけで済む手軽さから忙しいパパ・ママから人気を集めています。

carryonmall.com

中古子供服のシェアリングサービス「Lynks」

「Lynks」も中古子供服のシェアリングサービスですが、こちらはポイントではなく「純粋な1対1の物々交換」です。

1回あたり1200円の利用料と送料を負担することで、手元の服と好きな服を交換できるサービスになっています。

今までは要らないものを捨てて、新たな服を購入していた人が多かったですが、使えるのに捨てられていく服を誰かに使ってもらって、自分は欲しい服を手に入れられるという世界観が共感を産んでいるサービスです。

lynks.jp

ベビーシッターのシェアリングサービス「キッズライン」

「キッズライン」は人のシェアリングサービスです。

明日来てくれる・保育資格がある・家庭料理ができるなど様々な切り口から1時間単位で依頼できます。

気に入ったら定期予約も可能なので馴染みのシッターさんを見つけて利用される方も多いようです。

顔写真や口コミ機能もあるのでプライバシー面での不安も大分小さくなるようなサービスデザインです。

kidsline.me

送迎・託児の子育てシェアリングサービス「Asmama(アズママ)」

「アズママ」は送迎・託児を友だちと頼りあうシェアリングサービスです。

登録しただけでは誰ともつながらず、アプリを介して地道に人と人をつなげていくことで、送迎や託児を近所でシェアするイメージです。

お迎えがぎりぎりになってしまいそうな時や休日に育児から解放されたいときに利用するパパママが増えているようです。

asmama.jp

まとめ

このように共働き家庭の時短・効率化へのインサイトをうまく取り込む形でシェアリングサービスが広がっています。

どのサービスも子育てにおける「おもちゃが片付かない」「着ない服を捨てるのが面倒」といった事象を観察し、サービスまで落とし込んでいるところが秀逸なデザインだと思います。

www.design-forward-neta.com