人口増による食糧難解決の糸口に!?日本の昆虫ビジネス事例まとめ
昆虫ビジネスの必要性
世界の人口は2018年の80億人から2050年には100億人程度まで約30%の増加が予想されています。人口の増加に伴い、食糧需要も増えて肉や魚などのタンパク質が需要過多に陥ります。
例えばアジアの牛肉消費量は、約10年で40%程度多くなると予想されています。牛肉価格はここ30年で1.5倍に跳ね上がっているように、肉不足が深刻化しそうです。
そんな中、繁殖力があり、水がほとんどいらず、小規模予算で飼育できるタンパク質源であるコオロギなどの昆虫に食糧不足の救世主として白羽の矢が立っています。
牛や鶏の場合、食用として消費できるのは全体の約40%だけなのに対して、コオロギなら全体の80%を食べることができます。さらに、鶏肉1kgを生産するためには2.5kg・牛肉なら10kgの飼料が必要ですが、1kg分のコオロギに必要なエサはわずか1.7kgと言われています。
この記事ではそんな昆虫ビジネスに取り組む日本の企業やサービスを紹介します。
イエバエによる循環システム
株式会社ムスカは、イエバエによる『畜産糞尿を有機肥料や飼料に100%リサイクルする循環システム』を用いて、人口増加による食糧危機の解消を目指しています。
具体的には厳選された強力な生存力・繁殖力を持つイエバエの幼虫が家畜の糞を摂取して成長する過程で家畜の糞を体液により酵素分解。酵素分解された糞が肥料に、育った幼虫は繁殖される魚や動物のエサになるというモデルです。
地球少年によるコオロギラーメン
4歳から昆虫食を続け、4万匹の生物と自宅で同棲中の慶応大学生で昆虫食啓蒙家として活躍する地球少年・篠原祐太さんが開発したのが「特製コオロギラーメン」です。
煮干しラーメンで人気の「ラーメン凪」ともコラボしてあり、昆虫食とおいしさを両立した画期的な商品です。
美味しさに驚くしかなかった。もう一度食べてみたい。 #地球少年 #コオロギラーメン pic.twitter.com/sHMgi7CCBL
— vocalophobia (@neet_mania) 2018年7月7日
twitter.com
昆虫食の通販ショップ「TAKEO」
東京メトロ銀座線「稲荷町駅」徒歩6分に実店舗も構える本格的な昆虫食のお店です。
商品はというと
・コオロギパスタ揚げ
・オケラ
・バッタチョコレート
・カブトムシ
・幼虫ミックス
・タランチュラ・・・・
というこれまた本格的な品ぞろえになっています。
takeo.tokyo