世界で芽生える健康志向!ビーガン(ヴィーガン)関連銘柄まとめ
欧州を中心に世界に広まるビーガン(ヴィーガン)市場
近年欧州を中心にビーガンと呼ばれる「完全菜食主義」が広まっています。
一般的なベジタリアンが肉や魚を食べないのに対して、ビーガン(ヴィーガン)は卵や乳製品、はちみつといった動物由来の食材も食べないのことを指します。
日本国内ではビーガンの人はまだまだ少数ですが、インバウンド旅行者の増加による対応が国内でも求められてきています。
この記事では今後市場の拡大が期待されるビーガンに関する株銘柄を4つ紹介します。
キューピー「キューピーエッグケア」
キューピーは卵を使っていないマヨネーズ「キューピーエッグケア」を開発・販売しています。
「卵を使っていないのにマヨネーズ!?」と不思議な感じがしますが、
卵の代わりに「粉末状植物性たん白」という大豆たん白を使用してマヨネーズ状の物性を作っているようです。
不二製油 USS製法による各種「豆乳クリーム」
不二製油は製油技術から発展した独自の分離技術により豆乳を牛乳のごとく扱って「濃久里夢(こくりーむ)」や「大豆舞珠(まめまーじゅ)」といったクリームやチーズを模した製品を開発しています。
不二製油のホームページではヴィーガンスイーツ | 不二製油株式会社 | 豆乳クリームのレシピも掲載されており、自宅でもヴィーガンを無理なく行えるような製品・サービスを展開しています。
不二製油では大豆ミートの開発も行っており(噂によると大豆で作ったウニもあるとかないとか)、ビーガン市場の隠れた本命といえるかもしれません。
エスビー食品 「具材充実18種類の野菜カレー(動物性原材料不使用)」
エスビー食品は動物性の原料を使用していないカレーを開発しました。
2018年の「第3回日本ベジタリアンアワード」で企業賞するなど今後注目を集めそうなヴィーガン製品といえそうです。
フルッタフルッタ ヴィーガン対応「アサイーカフェ」
アサイーのパイオニアであるフルッタフルッタは台湾で世界でも有数のベジタリアン大国である台湾の食習慣に合わせ、アサイーボウルやスムージー、クレープなどのメニュー全てをヴィーガン対応したカフェを展開しています。
健康志向で大注目!注目のギルトフリー関連銘柄まとめ
健康志向の高まりで注目のギルトフリー市場
高齢化にともなう、健康寿命の増進ニーズから、近年健康需要の高まりにこたえる製品が増えてきています。「脂質」や「糖質」を減らして開発されたギルトフリー食品は、おやつや間食で感じる「いま食べたら太るかも」「こんなに食べたら体に悪いかも」といった後ろめたい気持ちが軽減できる製品として注目を集めています。
ギルトフリー食品はコンビニでのお菓子やスイーツなど少しずつ世の中に浸透してきています。今後、世界的にも高齢化していくことを考えるとギルトフリー市場に関する銘柄からは目が離せません。
注目のギルトフリーに関連する銘柄まとめ
ギルトフリーに関する株銘柄を3つ紹介します。
大塚HD「ZEROMEAT(ゼロミート)」
大塚HDはホールディングス傘下の大塚食品で大豆をベースにしたギルトフリーなハンバーグを製品化しています。チーズインハンバーグでは豆乳ベースのチーズを作り上げるなど開発力の高さがうかがえます。
不二製油 「大豆舞珠(マメマージュ)」
製油や製菓材と並び、大豆関連事業も育ってきている不二製油。
「大豆ルネサンス」をスローガンに掲げる不二製油は世界初のUSS(Ultra Soy Separation)製法によって大豆を加工することで、生乳のごとく豆乳を加工します。
「大豆舞珠 MOU」はマスカルポーネチーズタイプの豆乳発酵食品です。
チーズよりもカロリーが低く、コレステロールもほとんどないのが特徴であり、女性層を中心に話題になっています。
三井物産 「BEYOND MEAT(出資)」
三井物産は米ロサンゼルスに本社を置くサベージ・リバー社に2%程度の出資を行っている模様です。同社は「ビヨンド・ミート(BEYOND MEAT)」というブランドで、植物性タンパク質で作った「肉」の代替商品を展開しています。
欧州を中心に広がるビーガンブームと高齢化を見据えた健康ブームから五輪を控えた日本でも代替肉が注目を集めています。
グリコ「SUNAO」
グリコは豆乳やとうもろこし由来の食物繊維といったこだわりの素材で、糖質・カロリーをコントロールしたアイスやクッキーを製造しています。
「SUNAO」というネーミングにもあるように、「おやつを我慢する」のではなく、「自分の欲に素直になっておやつ時間をギルトフリーにする」需要をいち早く抑えたお菓子メーカーとして注目を集めています。
【三井製糖】宣伝会議賞に応募しなかった一次通過以前のボツ作品をブログでさらす企画【2018年】
2018年の宣伝会議賞で書いたものの「一次通過しないだろう」と応募しなかったボツ作品をブログで成仏する企画です。
この記事では三井製糖のコピーを5本成仏します。
宣伝会議賞とは?
「宣伝会議賞」は宣伝会議が主催する広告表現のアイデアをキャッチフレーズまたはCM企画という形で応募いただく公募広告賞です。
賞金も
・グランプリ (1点) : 賞杯・賞状・賞金 100万円
・コピーゴールド (1点) : 賞杯・賞状・賞金 30万円
・CMゴールド (1点) : 賞杯・賞状・賞金 30万円
・眞木準賞 (1点) : 賞杯・賞状・賞金 30万円
とかなり豪華なコピーライティングの公募コンペです。
三井製糖のお題
「パラチノースを使った次世代のスタンダードとなるような新商品のキャッチフレーズ」という出題でした。
詳細は以下のような感じです。
コピーの目的
「血糖値が上がりにくい」「脂肪がつきにくい」「集中力が長持ちする」「満腹感が長持ちする」…。たとえ本当のことでも、法令上これらの機能を直接的に伝えることはできません。こういった体に良い機能を持っているお砂糖であることを分かりやすく消費者に伝えるキャッチコピーを期待しています!
市場・ターゲットの動向
お砂糖のメイン使用者は40歳以上の主婦です。上白糖(いわゆるお砂糖)が何十年も定番商品として君臨していて、「おばあちゃんの代からこのお砂糖」という方も多いです。しかしながら昨今の健康志向から、お砂糖も健康的な新しい商品へシフトチェンジが始まり、ブラウンシュガー、ゼロキロカロリー甘味料などの新商品が売り上げを伸ばしています。
課題商品・サービスの訴求したいポイント
天然由来の機能性糖質「パラチノース」配合で、味や調理効果・使い勝手など砂糖の良さは残しつつ、健康リスクを減らした商品です。市場から求められている、まさに”次世代のお砂糖”となる商品と位置づけています。第56回 宣伝会議賞|一般部門課題詳細 48.三井製糖
お題の印象
まだ売られていない新製品のコピーを考えるという宣伝会議賞では珍しいタイプの課題でした。
製品自体は健康など付加価値のある砂糖ということで、時流にも沿っていてターゲットも幅広い受賞しやすそうなお題でした。
5つのボツ作品とボツの理由
昔でいう、砂糖です。
新製品が出た時に、昔の砂糖とは別物であることを表現したコピー。
機能の進化を表現できていないのでボツ。
未来を、あまくする。
砂糖が味だけでなく人生にも効果的であることを表現したコピー。
自分を甘やかす感じの表現になってしまったのでボツ。
甘いのに、罪じゃない。
甘さと罪悪感のなさを両立した製品であることを表現したコピー。
罪っていう響きが砂糖らしからぬ重さだったのでボツ。
あまいい。
甘さと罪悪感のなさを両立した製品であることを表現したコピー、その2。
いちごの品種みたいになってしまい、ピントがぼやけたのでボツ。
からだにあまい。
身体にやさしい甘さであることを表現したコピー。
いまいち製品特徴を捉えられていないのでボツ。
みなさんも自分のコピーを振り返ってみてはいかがでしょうか?